あけましておめでとうございます。

2023年を振り返りますと、国際情勢では中東やウクライナ等、依然不安定さが残る中、日本経済においては前向きな変化と回復の兆しが感じられる一年でした。

当社では、主力事業である電力、環境、風水力関連のいずれも需要は堅調に推移し、さらに2023年は新分野への取り組みとして推進している技術開発でも進展がありました。特に、原子力発電所で培った材料の知見を応用して商品化に成功した放射線遮へい材は、加速器を用いたがん治療施設で生じる中性子によるダメージを軽減することが可能になり、今後医療分野への展開が期待されています。その他、持続可能な開発目標（SDGs）への取り組みにおいては、環境保全、人権と労働、持続可能な調達方針を整備し実行に移しました。

また人材育成にも注力し、若手リーダーの登用制度のスタート、全社員向けの教育の拡充も行いました。これらの取り組みは、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、当社のさらなる成長につながると確信しています。

2024年に向けては、これらを基盤に更なる飛躍を目指してまいります。

新しい年の門出にあたり、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

2024年1月4日

代表取締役社長　中村俊介