Business Details of Bridges
事業内容 TOP
放射線技術やレーザー応用技術をはじめ幅広い分野で開発を進めています。
事業開発分野の背景とビジョン
創業以来、当社は電力プラント向けに高度な技術ソリューションを提供してきました。高い信頼性と効率性を求められるこの分野において、当社の技術と製品は数多くの施設やプロジェクトで採用されており、長年にわたり業界内での地位を確立してまいりました。
電力プラントのうち、原子力発電プラント向けの商品やサービスも多く手掛けるようになり、要求性能に応えるための商品開拓を行い、専門知識を深めてまいりました。
~放射線耐性材料の開発へ~
2011年の東日本大震災は、電力業界に大きな変革をもたらしました。原子力発電プラントの安全性に関する新たな課題が浮上し、放射線に対して高い耐性を持つ材料のニーズが急速に高まりました。このような状況を受け、当社はこれまでの経験を活かし、耐放射線性材料の開発に力を注ぎました。放射線や熱による劣化のメカニズムを研究し、耐性を持つ材料についての知見を得て開発に成功しました。
幅広い応用と社会への貢献
放射線技術は、原子力分野だけでなく、工業分野での材料改質や新素材の創製、非破壊検査など、幅広い分野で活用されています。医療分野では、診断やがん治療、滅菌など重要な役割を果たしています。当社は、この放射線技術の研究開発を通じ、社会インフラの発展や安全性向上に貢献しています。
一方で、レーザー技術も同様に、産業界全体で革新的な応用が広がっています。自動車、航空宇宙、エレクトロニクスなどの分野での応用が進んでおり、環境負荷の低減や工程プロセスの効率化にも寄与しています。私たちは、放射線技術とレーザー技術の両方を活用し、持続可能な社会インフラの構築に向けた技術開発を進めています。
放射線技術とレーザー技術で技術革新を進める当社の新事業開発分野は、新しい技術開発に引き続き注力し、工程プロセスの改善、環境保護に貢献する技術を提供してまいります。私たちは、お客様と共に持続可能で安全な未来を築いていきます。
Bridgesの新事業ご紹介
ラドフレクシー(中性子吸収材)
ラドフレクシーは、加速器などの中性子発生源から放出される熱中性子を効果的に吸収し、周囲の放射化を抑制する中性子吸収材です。設置は簡単で薄型設計により施設内のスペースを有効利用できます。医療施設、研究機関、産業施設において、空間線量を安全なレベルに保ち、スタッフの被ばくを低減させることで、安心して作業ができる環境を提供します。また、施設解体時には放射性廃棄物の発生量を最小限に抑え、環境への負荷を低減する役割も果たします。ラドフレクシーは、環境保護と持続可能な社会の実現に貢献するための重要なソリューションです。
コンサルティングとサポート
Bridgesでは、量子ビーム技術(例えば電子ビーム(EB)など)を活用し、さまざまな産業分野におけるプロセス改善や材料改質をサポートしています。お客様の製品特性やニーズに基づき、最適な量子ビーム技術の選定やプロジェクト推進を支援します。また、試験後のフォローアップや特許取得のサポートも提供し、製品価値の向上と競争力強化に貢献します。
量子ビーム技術を用いた滅菌技術は、従来の方法と比較して、より効率的で安全な滅菌方法として注目されています。この技術は、電子線やX線などの高エネルギーの量子ビームを用いて、微生物のDNAを破壊することで、滅菌を行います。従来の滅菌方法では、熱や化学物質を使用するため、対象物へのダメージや環境への負荷が懸念されていました。しかし、量子ビーム滅菌技術は、低温で処理できるため、対象物へのダメージが少なく、環境への負荷も軽減できます。さらに、短時間で処理が完了するため、生産効率の向上にも貢献します。
量子ビーム技術は、材料の特性を改質し、機械的性能や耐久性を飛躍的に向上させる画期的な技術です。従来の材料では実現できなかった性能を引き出し、新たな応用範囲を拓きます。量子ビームは、材料の原子構造に直接作用することで、その特性を変化させるため、金属、セラミックス、プラスチック、複合材料など、幅広い素材に適用可能です。例えば、プラスチック材料に量子ビームを照射することで、強度や耐熱性を向上させることができます。
Bridgesのレーザー技術は、化学薬品を使用しない非接触型クリーニングシステムとして、産業分野での高精度な洗浄を実現します。従来の洗浄方法に比べて環境負荷を大幅に低減しつつ、精密かつ効率的な作業が可能です。特に、自動車や航空宇宙、エレクトロニクス産業など、ミクロレベルの精度が求められる分野において、レーザー技術は不可欠なソリューションとなっています。
に向けた技術開発
Bridgesは、長年の配管技術とゴムやプラスチックなどの高分子材料に関する豊富な知識と経験を基に、原子力プラントの廃炉に向けた止水、補修等の技術を提供しています。放射線環境下でも優れた耐久性と防水性能を発揮する材料を選定し、配管や防水システムの長期的な信頼性を確保します。
放射線遮蔽技術は、放射線環境下での作業者の安全確保と周辺環境への影響抑制に不可欠です。Bridgesは、長年の経験と専門知識を活かし、遮蔽技術を提供しています。お客様の安全と環境保護を第一に考え、最先端技術と専門知識を駆使して、最適な放射線遮蔽ソリューションを提供いたします。遮蔽材の設計、製造、設置、保守など、あらゆる段階でお客様をサポートいたします。
Bridgesは、最新の技術や業界動向に関する技術セミナーを開催しています。放射線応用技術をはじめとした幅広いテーマを扱っており、専門家によるわかりやすい解説を通じて、皆様の技術向上と知識深化に貢献することを目指しています。
技術顧問の紹介
当社の技術的な基盤を支えるため、各分野で長年の経験と豊富な知識をお持ちの2名の技術顧問をお迎えしました。それぞれの専門領域において卓越した研究成果を上げ、企業や学術界で多大なご活躍をされてきた方々です。その経歴と貢献を以下にご紹介します。
鷲尾 方一
わしお まさかず
原子力工学専攻 修了(工学博士)
鷲尾 方一 わしお まさかず
原子力工学専攻 修了(工学博士)
1998年1月
(現:理工学術院総合研究所)教授
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101796
山瀬 豊
やませ ゆたか
山瀬 豊 やませ ゆたか
(1991年薬事承認取得)
新事業開発部による
放射線耐性材料の研究発表
当社の新事業開発部では、放射線耐性材料の研究と開発を進めており、
その成果を国内外の学会やフォーラムで発表しています。
以下は、発表した研究成果の一覧です。
| 学会名 | 年度 | タイトル |
|---|---|---|
| ICRR2015 Kyoto (15thInternational Congress of Radiation Research | 2015 | 耐放射線性ゴム 企業展示 |
| 日本原子力学会 2015年 秋の大会 | 2015 | 耐放射線性ゴム 企業展示 |
| H27年度火力原子力発電大会(東京大会) | 2015 | 300℃耐放射線性エラストマー材料の研究開発 |
| 第1回福島第一廃炉国際フォーラム | 2015 | 液状の放射線遮へい材の開発 |
| 第59回放射線化学討論会 | 2015 | 高温・高線量放射線照射システムの構築と耐熱耐放射線性エラストマーの開発 |
| 日本原子力学会 2017年 春の大会 | 2017 | 高耐放射線性ゴム材による管内流水環境中での止水材適用性基礎試験 |
| ISIT2017 (International Symposium on Ion Therapy 2017) | 2017 | 中性子吸収材 企業展示 |
| 日本放射線安全管理学会 第17回学術大会 | 2017 | 熱中性子による生成核種低減を目的とした塗料材の開発 |
| 核融合エネルギーフォーラム ITER/BA成果報告会 2018 | 2018 | 中性子吸収材 企業展示 |
| 高崎量子応用研究所研究年報 2019 | 2019 | 放射化量低減に資する塗り材の開発 |
| 第16回日本中性子捕捉療法学会学術大会 | 2019 | B10Cを含有した塗料材による放射化量低減効果の検証 |
| 日本放射線安全管理学会 第18回学術大会 | 2019 | 中性子吸収材 企業展示 |
| 核融合エネルギーフォーラム ITER/BA成果報告会 2019 | 2019 | Preparation of Radiation and Heat Resistant Elastomer for Static Sealing Material Used on Nuclear Field |
| APSRC2019 The Asia Pacific Symposium on Radiation Chemistry, Takasaki, Japan | 2019 | 耐放射線性耐熱性エラストマー材料の創製と耐熱性評価システムの構築 |
| QST 高崎サイエンスフェスタ | 2019 | 原子力発電所におけるシビアアクシデントに向けた耐放射線性を有する高耐熱性エラストマー材料の開発とその評価 |
| 第63回放射線化学討論会 | 2019 | 中性子吸収材 企業展示 |
| 第17回日本中性子捕捉療法学会学術大会 | 2019 | Development of a novel boron carbide-based coating material for reduction of activation in neutron application facilities |
| Applied Radiation and Isotopes | 2019 | Development of Flexible Neutron Shielding Sheet for Thermal Neutron |
| ICRS-15/RPSD 2020 | 2020 | 原子力発電所におけるシビアアクシデント対策に向けた耐放射線性耐熱性エラストマー材料の開発 |
| 第72回高分子学会年次大会 | 2020 | 放射線照射によるフッ素エラストマーの基本物性評価 |
| 第67回放射線化学討論会 | 2020 | フレキシブルな熱中性子遮蔽材の性能評価 |
| 第20回日本中性子捕捉療法学会学術大会 | 2020 | 中性子吸収材 企業展示 |
| 第19回放射線プロセスシンポジウム | 2023 | 耐放射線・耐熱性エラストマー材料の開発 |
| QST 高崎研サイエンスフェスタ 2024 | 2024 | 耐放射線・耐熱性エラストマー材料の開発 |